あなたと彼の秘められた欲望を解き明かすリリスとは!?【月の占星術】
占星術で恋愛や結婚を占う時は、火星や金星、太陽や月をみて判断するのが一般的な方法です。
たとえば女性のホロスコープにおける火星は好きな相手のタイプ、金星は恋愛において発揮する女子力、太陽は結婚相手、月は妻としての自分、を表しています。
しかしながら、自覚している「自分の好みのタイプ」と、現実につきあったり関係をもったりした人のタイプって、かけ離れていたりすることありませんか?(人によると思いますが…)
この現象は男性目線で語った方がわかりやすいかもしれません。
男性は「結婚したい相手」と「彼女にしたい相手」と「一度でも性的な関係を持ってみたい相手」がバラバラだったりすることがよくあります。
一度でも性的な関係を持ってみたい相手を「妙にそそられる女」なんて言い方をすることがありますね。この個人個人のなかに芽生える“妙にそそられる”感情や衝動をつかさどっているのが、今回ご紹介する“リリス”なのです。
占星術におけるリリスとは?
占星術で語られる「リリス(Lilith)」。これは実際の惑星の名前ではなく、その時の月の軌道上で地球からもっとも離れる地点、“月の最遠点”を指しています。
画像参照:http://astroesotericpro.com
リリスは月の軌道(白道)の計算方法によって「トゥルー(true)」と「ミーン(mean)」に分けられ、片方をブラックムーンリリス、もう片方をダークムーンリリスと呼ぶことも。どちらをブラックムーン、もしくはダークムーンと呼ぶかは厳密に決められておらず、文献によってその記述はまちまちです。さらにどちらのリリスを基準に占うかもまた人によって異なります。
月は微妙に行きつ戻りつを繰り返しながら進んで行きます。「トゥルー(true)」はその軌道を正確に計算して算出した値(=真値)であり、一方「ミーン(mean)」は毎日約0.05度の速度で常に逆行すると仮定する計算方法で算出しているようです。
最近の占星術の傾向としては、「トゥルー(true)」の方をブラックムーンリリスと呼んで鑑定に用いる事が多いようなので、これから当サイトでリリスを扱う時も「トゥルー(true)」の方を軸に書いていきます。
ちなみに、上記の「トゥルー(true)」と「ミーン(mean)」の他にも、実物の小惑星であるリリス(Asteroid Lilith)やイギリスのSepharialという占星術家が発見したリリスもあります。こちらをダークムーンリリスと呼ぶ場合もあるようです。こちらのリリスに関しては実際に存在するかどうか科学的な確証がつかめていないとのこと。
男性のなかのリリス。女性のなかのリリス。
まずは自分の生まれた時のリリスがどこの位置にあるのか、こちらのサイトで調べられますので参考にしてみて下さい。
参考サイト:What’s my black moon lilith sign?
星座名は英語で算出されます。記事の最後に星座名の日本語と英語の対応表がありますので参考にしてみてくださいね。
出生時のホロスコープチャートにおけるリリスは、「秘められた衝動」や「隠された性癖」を表します。女性の場合は「母性の反対側にある“女”としての自分」も表しますね。母でもなく、妻でもなく、女子でもない、「女」。自分の中に隠れた「悪女」「魔性の女」といえばわかりやすいかもしれません。
不倫カップルのホロスコープチャートをのぞくと、ふたりのリリスと月や太陽が関わり合ってたりすることもあります。
倫理に背いてまでも貫きたい性の衝動はリリスがもたらしていると言えるでしょう。
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