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新月の願い事の書き方、徹底解剖「これでいいの!?」に答えます!

 
新月の願い事, 書き方, アファメーション, デクラレーション







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ずいぶんと浸透してきた新月の願い事。あなたは毎月書いていますか?

どうして新月に願い事を書くといいのか、ご存知ですか?願い事の書き方が色んなサイトや書籍に載っているけれど、なぜその書き方がいいのかがわからないまま、書き方をまねて書いているのではないでしょうか。

それでももちろん大丈夫ですよ。ご心配なく!でも、なぜ月に願い事をするのか?なぜ8時間以内にと言われているのか?その理由を知って願い事を書けば、新月の願い事がもっとパワフルになりますよ!

今回は、願い事にまつわる疑問を解決できるよう、考察も含めてご紹介したいと思います!

 

なぜ月に願い事をするの?

まず、太陰暦や太陰太陽暦などの古い暦では、新月が1日となり、1か月のスタートでした。

当サイトでもいつもお伝えしていますが、昔は農業を月の満ち欠けと共に行っており、新月は種まきの日でした。

例えば、私たちが仕事などで「種まきをする」と言う時、そこには仕事をとる、何かを実現させるという「目的」があります。農業でも、トマトの実が欲しいと思う人が、きゅうりの種は植えないように、何かをスタートさせるときには、その「目標」が必ずあるのです。

新月に目標に向かっての種まき=願い事を書くということに関係しているのではないかと思いませんか?

西洋占星術では、太陽は意識、外の自分を、月は無意識、心や素の自分を司ります。

新月では、太陽と月が同じ方向にいる時ですので心に思っていることが太陽に届きやすいと考えられています。

なぜ届きやすいのかというと、それは太陽と月の引力にも関係しているかもしれません。こちらの図を見てください(気象庁のサイトより引用)。

太陽にも月にも引力があります(もちろん地球にも)。月は地球の周りをまわり、地球と月は太陽の周りをまわっています。それぞれの引力の関係で、潮汐が起こります。

新月は太陽と月が同じ方向にあると先ほど言いましたが、太陽と引力と月の引力が同じ方向から働いているんですね(上の図の大潮の部分参照)。これにより、地球上の私たちの心で願ったことが月に届き、そして目的意識を表す太陽へ届くということのようです。

「ということのようです」と言ったのは、引力があるから願いが届いて夢が叶うという科学的立証があるとは言えないので、ここではあえてそう言いました。

私たちの体内時計は24時間だと言われています。これは植物でも同じです。そして1日は24時間です。

この1日が24時間なのは、日時計を使って時間を測っていたエジプトを起源とする十二進法が元になっているそうですが、生体のリズムも宇宙のリズムが同じなところがとても興味深いですよね。

そういったことからも、西洋占星術の視点と太陽と月の引力の関係は、決して無関係ではないのではないかと思います。

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やりはじめたのは誰?

それではこの「新月の願い事」は一体誰が始めたのでしょうか?

鏡リュウジさんの公式サイトで、とても興味深い一節を見つけましたので引用します。さまざまな民間伝承が掲載された本からの引用です。

「月がやがて新月になったときに王のもとに行って願いごとを頼みなさい。王はそれを叶えてくれるだろう」

これは1050年にコケインという人が書いた『治療法』という本からですが、古くは紀元前後に生きた古代ローマの詩人ホラティウスの書いた抒情詩の中にも「フィデルよ、もしお前が新月の時に、天に向けて手を挙げるなら、お前のブドウは疫病に罹ることはないだろうし、収穫が台無しになることもないだろう」なんて記述がありますね。

さらに近代に入っても、例えば1852年の『ノーツ&クリエイツ』という本で、「新月をはじめてみたとき、ぜひとも持ちたいものや成し遂げたいものをひとつだけ、心にとめよ。その願いごとはその年の終わりまでに実現するだろう」という記述があります。

つまり新月に向かって何かを祈るという慣習自体は、少なくとも2000年以上昔から連綿と民衆の間で保たれ続けてきた歴史がある訳ですね。

鏡リュウジ公式サイトより引用

 

古代から行われて来た何らかの儀式や民間伝承は、自然と密接な関係がありますが、ここにあるように、新月の儀式として新月に願い事を願うと叶えられるという伝承があったということはとてもおもしろいですよね。

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秘められた月の力

月の動きは、自分で意識をしていなくても影響があります。先述の潮の満ちひきもそうですし、もしあなたがホロスコープを出せるならば、空の月がいま何座にあって、自分のホロスコープのどこにあるのかを見てみてください。

ホロスコープの出し方と月と心の動きについてはこちらの記事を読んでみてください。

ホロスコープの下側に近い時は、何となく気分がナーバスになったり、感情がゆさぶられたりしますし、上側に近い時は忙しかったりするのです。

月の運行を意識していると、自分の無意識が向かっている方向に気づくことができます。衝動買いしちゃう時期までわかるんですよ。それくらい月の力は無視できないのです。

自分ではその力はわからない!と思うかもしれないが、月をリマインダーと思って、新月に願いごとを書いてみてくださいね。

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新月の願い事の書き方にまつわる疑問に答えます!

それでは新月の願い事の書き方にまつわる疑問を解決していきましょう。「疑問なんて何もないよ!」という方は、読まなくても大丈夫ですよ。

1.願い事の数について

よく、「新月の願い事は2個以上10個以内にしましょう」と言われていますが、これに科学的根拠も占星術的な根拠もありません。

「10個以上になるとエネルギーが分散される」なんていう話もありますが、自分が心から願っていて、その願いを意識しておける数が良いという考え方からでしょう。

これはビジョンボードの記事でも貼る写真をしぼるとお伝えしたのと同じで、数が絞られた方が意図できるようになるということ。

極端な話、もし100個の願い事を心から叶えたくて心から願うことができるのであれば、毎月100個書いてもいいのです。

2.ノートがいいの?メモがいいの?

新月の願い事は、手帳やノートに書いている方が多いかもしれませんね。しかし、これにも決まりはありません。

ノートだと、上弦の月、下弦の月、そして満月に、叶ったor叶ってないなど、進捗状況を見て確認できるというメリットがあります。見返すことによってゴール地点までの道のりのどこにいるのかも確認することができます。

他のやり方もあります。メモ用紙などの小さなカード状のものにひとつの願い事を書き、お気に入りの箱にしまっておくというのもおすすめです。

こちらの満月についての記事にも書いていますが、叶ったら満月の日に叶った願い事に感謝しながら燃やすという儀式めいたこともできますよ(燃やすことをおすすめしているわけではありません)。

3.ボイドタイムは避けた方がいいの?

新月に願い事を書いてらっしゃる方々は必ず聞いたことがあるであろうボイドタイム。

ボイドタイムとは、月が他の天体との関わっていない状態のことをいいます。月が孤立している状態のため、ボイドタイムに願い事を書いても実現しないと言われています。

これは推測するに、月はもともと不安定なものと考えられているため、天体との関わりがないと心の状態も不安定になると考えられているのではないかと思います。

もし、気になるようであれば、ボイドタイムを避けて願い事を書いてください。ですが、月が他の天体と関わっていないことが、願い事を書くことに重要かというと、そうでもないような気がします。

ボイドタイムを優先するが故に、願い事が新月の日ではなく次の日の夜になるよりは、新月にできるだけ近い時間に願い事を書いた方がいいのではないかと思います。

これは、私たちLife with the Moonの考え方ですので、他の方々は違うかもしれません。

4.何時間以内に書けばいいの?

「新月の願い事は8時間以内に。そうでなければ48時間以内に」というのを聞いたことある方も多いですよね。これはなぜなのかを考えたことがありますか?

単純に新月に近い方がいいからというのももちろんありますが、占星術の観点からその理由を探ってみましょう。

新月は太陽と月が地球から見て同一線上にあるということ、つまり新月は、占星術で言うと太陽と月の差がぴったり0度になります。

先述の通り、太陽と月が重なることで、心で願ったことが太陽に届き意図されやすくなるという考えで行くと、できるだけ太陽と月が近いうちに書いた方が良いわけです。

月は1日に12〜15度くらい動きます。そして太陽は1日に1度動きます。太陽と月の関係は、新月の0度の状態から8時間で4度くらい、12時間で約5〜6度、24時間で約11〜13度、48時間だと約24〜30度離れます。

占星術では天体同士の影響を読んで行きますが、影響アリと見なす角度の許容範囲をオーブと言います。このオーブの度数は、占星術家によって微妙に異なるのですが、月と太陽のオーブは他の天体より少し広めにとる人が多く、最大10〜12度の間で設定されます。

太陽と月、それぞれのオーブを12度とすると、48時間後でも新月の影響があるとみなして良いということになります。

ですが、48時間も経つと月は太陽から離れていて、サインも異なっている場合が多いです。ですから、願い事を書くのはせめて24時間以内の方がいいでしょう。

5.手書きじゃないとダメ?

次に手書きの方がいいのかどうかを考えてみたいと思います。先に結論を言うと、手書きにしてください!

どんなにスマホが便利でも、パソコンでタイピングする方が早くても、手で書くという行為そのものから得られるメリットの方が大きいのです。

手を動かすと脳はアルファ波が高くなり、パソコンのキーボードを打つ行為は、ベータ派の方が高くなるそうです。ベータ派は日常生活で一番出ている脳派であり、アルファ派はリラックスしている時に高くなります。

手書きで書く方がリラックスしていられる状態を引き出し、願い事が心に刻まれやすいと言えますね。

創造は手から生まれるというくらい、クリエイティビティを助けてくれます。新月の願い事もぜひ手書きで行ってくださいね。

6.書き方は肯定文じゃないとダメ?

よく言われるのが、肯定文で書くようにという決まり事。これは、脳が否定形を理解できないから否定形で書くと叶わないということを言う説があるようです。

「シロクマのことを考えないでください」と言っても、思い浮かべてしまうように、考えないようにしたことを考えてしまうという理屈から行くと、否定形(この場合は「想像しないで」の部分)を理解できないと言ってもいいのかもしれません。

しかしこれは、肯定文で書くようにという理由にはなりません。否定形で願い事を書いたとしても、前半部分を想像するのであれば、問題ないのではないか?という結論に達するからです。

ポジティブな気分でいるためにネガティブワードを使わないという理由で、否定形で書くことを勧めないというのは理解ができますね。

7.「〜しますように」もダメ?

そして「〜しますように」という書き方も弱いから、宇宙に届かない。現在形か完了形で書くように!ということを言う人もいます。

これは、定かではありませんが「〜しますように」と言うこと自体がそれを今は持っていない、実現できていないことになるため、ないことを想像してしまうからという考え方ではないかと思われます。

実際は、「〜しますように」でも願っていることには変わりありませんから、この書き方でも問題ないです。

ただし、海外のサイトを見ていると、wishという単語以外にintentionという言葉が出て来ます。intentionは、「意図する」という意味です。

新月の願い事をアファメーションと言ったり、デクラレーションと言いますが、こちらの意味を考えるとアファメーションは「肯定。確約。」、デクラレーションは「宣言。公表。」という意味があります。

こちらから考えると「〜しますように」では、肯定にも宣言にもなっていないのでは…という気がします。

新月の願い事は、「宣言(デクラレーション)して意図(intention)する」というのがベストとなりますね。

8.叶いやすいペンの色はある?

儀式的に、何色の紙に何色のペンで書くと良いと言っている人もいますが、紙もペンも何色でもかまいません。

確かに色の持つ効果はあります。よく言われるパワータイ。ニュースで見るトランプ大統領は必ずと言って良いほど赤いネクタイをしていますね。これは色の持つ効果を使って自分をパワフルに見せようとしているのです。

私たちの日常生活でも、電車ホームでは黄色い点字ブロックが敷かれていますね。これにも意味があります。

色に意味があるなら、ペンを使い分けた方がいいんじゃないの?という感じがしますが、色はそんなに気にしなくて大丈夫です。もし使い分けたいならば、下記の色の持つ力を参考にするか、自分がワクワクする色で書いてくださいね。

  • :一般的にリラックス効果があると言われている。
  • :記憶しやすいと言われている。
  • :情熱さ。闘争心をかき立てる色。
    (ライバルに勝ちたい!という恋愛関係ならば赤で書くのも○)

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願い事を思いつかない時は…

新月に願い事を書こう!と思っても、思いつかない時もありますよね。そういうときは願い事を書く前に、自分を中心にして下の項目を考えてみてください。

  • 心のこと(自分の心のあり方、自己実現に関すること)
  • 身体のこと(健康について、ダイエット、髪型のことなど)
  • 物質的に欲しいもの(お金、家、持ち物など)
  • 趣味のこと(旅行、始めたい趣味など)
  • 人間関係のこと(恋愛、結婚、仕事のパートナー、職場の環境など)
  • 仕事のこと(スキルアップ、資格取得、就職など)

新月になってからノートに向かうと書けないという経験がある人は、普段からこまめに思いついた願いごとをメモったり、ウィッシュリストを書いておくといいですよ。

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書いたら忘れろって言うけれど…

強く願うことが執着となり、叶えることから遠ざっている!という人もいます。執着というのは、良い結果をもたらしませんから、確かにそれも一理あるのかもしれません。

しかし、願い事をしただけなのに叶ったという人がどれくらいいるでしょうか?願い事を書いた後に、忘れることができるでしょうか?という疑問がどうしても湧いてきてしまいます。

ただのおまじないにおわらせないためには、少しでもアクションを起こすこと。
すぐにアクションを起こせないような大きな願いごとは、ブレイクダウンしていって小さな願いごとに分けていく。

そして叶ったら嬉しいという気持ちを持って願った内容を意識しておくことが大切です(これに有効なのがビジョンボードです)。

意識しておくことは、執着とは違います。意識しておくことで、願い事に関することに自分のアンテナが反応しやすくなります。意識しておくということは、諦めないということでもあります。

執着とは、「ある物・事に強くひかれ、深く思い込んでどうしても忘れ切れないこと」を言います。

諦めるとは、「希望や見込みがないと思ってやめる。断念する。」こと。諦めないということは、希望や見込みを持って思い続けることです。

「願い事が叶わないのは、私が執着しているからだ」と思っている人は、自分が希望を抱ける内容なのかどうかを考えてみるといいでしょう。

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まとめ

以上、すごく長くなってしまいましたが、新月の願い事にまつわる疑問についてお届けしました!

書いてあることは、私たちの考え方を元にしています。他の占星術家の方々とは違う部分もあるかもしれませんし、この通りにやると効果が高いとうたっているわけでもありません。

この中で、毎月の新月の願い事に活かせそうなものがあったら試してみてくださいね。新しい時代「令和」からの新月の願い事がパワーアップしますよ☆

そして、あなただけの新月と満月の影響を読み願い事に活かす「わたしだけのムーンガイドもたくさんの方々にご利用いただいています。現実に変化を起こしたい方には特におすすめです。

願い事は自分を知っていると叶いやすくなります。noteで毎月新月に更新のわたしみつかる12か月もよろしくお願いしますね☆

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