アーユルヴェーダで自然によりそう暮らしを【アーユルヴェーダの基礎知識:アグニとアーマ/ドーシャバランス】




自然によりそう暮らしのために、覚えておくと良いアーユルヴェーダの基礎知識として、前回は「3つのドーシャ」についてお届けしました。

アーユルヴェーダで自然によりそう暮らしを【アーユルヴェーダの基礎知識:3つのドーシャ】

2018.02.20

今回は、アーユルヴェーダ生活の中で、ポイントになると言っても過言ではない、アグニとアーマについてお届けします。

アグニ、アーマとは

ドーシャをバランスさせ、健康な状態を保つために、ポイントとなるのがアグニとアーマです。
これまで、白湯断食の記事などで、「毒素」「未消化物」という言葉が出て来ました。これがアーマ。

そして食べものを消化する力、それがアグニ。食べたものを燃やす「火」とイメージするといいでしょう。アグニは、栄養を筋肉や血液など、身体を作る組織へと変換する力も持っています。

アグニ、つまり消化の力が弱ければ、食べたものが全て消化できず、アーマ(未消化物)になって身体に溜まっていきます。アーマは粘着性が強く、体内の経路をふさぎ、これが病気や老化を引き起こしてしまいます。

アグニを適正に保ち、アーマをできるだけ作らないように、そして溜まっているアーマはできるだけ排出することが健康な身体にはとても大切になります。

五つの元素が私たちの身体に影響している

アーユルヴェーダでは、この世のあらゆる物は、五つの元素でできていると考えるとにお伝えしました。
この五つの元素は、私たちの身体の中にもあり、私たちを取り巻く環境にも、目にするもの、耳にするもの、そして食べものにもあります。

このエネルギーの作用や質を知っておくことで、ドーシャをバランスさせ、体調の不調を防ぐことができます。

ご自身の生まれ持った体質(プラクリティ)を知りたい場合は、アーユルヴェーダの本に載っているプラクリティチェックを試してみるといいでしょう。

現在何かしらの症状を抱えている人は、西洋医学と合わせて、アーユルヴェーダクリニックを受診してみると、自分の生活習慣や環境を見直す機会になることと思います。

ドーシャのバランスを取る考え方

ドーシャバランスの乱れは、具体的には食べものや生活習慣の改善をしていくのが一番なのですが、ここでは、ドーシャのバランスを取るという考え方の一例をお伝えします。

以前、「アーユルヴェーダ的 月との暮らし」で、月との暮らしを下のようにオススメしました。

もし、太陽の時間に行動しすぎて興奮状態にあったり、なにもかもを否定的に考えてしまってなんだかイライラしてしまう…。
そういうときは、月光浴がおすすめです。

これを先にお伝えしたドーシャを用いて説明すると、

興奮状態になったり、イライラしてしまうというのは、ピッタが過剰になっている状態と考えられるので、ピッタの逆の質(カパ)を持つ月の光を浴びることにより、過剰になったピッタを鎮静させましょう。

となります。

逆に、鬱々とした気分から抜け出せないというときは、太陽を浴びるといいです。
ちなみに、季節性の感情障害などは、太陽の多い南の島などへ行くと治ると言われています。

天体とドーシャバランスの関係

月や太陽だけでなく、天体もドーシャに影響します。
主な天体とドーシャの関係は以下の通りです。

太陽:ピッタを増大させる。カパを減少させる。
月:カパを増大させる。ピッタを減少させる。
火星:ピッタを増大させる。
水星:カパを増大させる。
木星:ヴァータを増大させる。
金星:カパを増大させる。
土星:ヴァータを増大させる。

ヨーガの呼吸法に月や太陽の呼吸法がありますが、カパ体質の人には、太陽を見ながら太陽の呼吸法をすることをオススメされたりもします。

アーユルヴェーダドクターが「月夜にさらしておいたものを飲む」と言ったりすることがあります。
暗いところに置いておくという意味なのかを尋ねると「月のパワーを体内に取り込むため」と当然のことのように言われます。

実際に「水を張ったボウルに月を映して、それを飲む」という治療法も存在するらしく、そんなおまじないみたいなことが効くのだろうかと思ってしまいますが「大宇宙がそうであるように小宇宙(人体)もそうである」とするアーユルヴェーダ。見えない力も大切にしていることがよくわかりますね。

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まとめ

アーユルヴェーダの考え方は、自然の力というものを感じて生きることが、いかに大切かを教えてくれます。

私たちも自然の一部であり宇宙の一部です。
より自分らしく健やかに生きていくために、自然の力を無視せず、自身の身体の中に存在する本質に耳を傾けてみてください。

タフな現代社会を生き抜く方法がきっと見つかるはずですよ。

もっと深く勉強してみたいと思われた方には、こちらの本がオススメです。

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