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スパイスを使った白湯でデトックス【冬の巻】

 







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前回の欠けていく月の時期に、普段のごはんをスパイスを使ってデトックスごはんにする方法を紹介しました。

しかし、家族がスパイスをあまり好きでなかったり、苦手な人がいる場合、普段のごはんには使いにくい場合もありますよね。

今回は、白湯でスパイスを取り入れる方法をご紹介します。普段は普通の白湯で、欠けていく月の時期はスパイスをプラスしてさらなるデトックスを目指しましょう!

手軽に白湯でデトックス

アーユルヴェーダでは、どんな季節でも冷たい飲み物を摂ることをよしとしません。
インドのレストランなどでは、最近は冷やした水もオーダーすることができますが、常温が普通。
どんなに暑くても…いえ、暑いときこそ、冷たい水を飲まない人が多いんです。

一度、不思議に思ってインド人の女性に聞いたところ、「風邪を引きやすくなる」「体調(夏バテetc)が悪くなる」という理由でした。

アーユルヴェーダクリニックに行くと、トリートメント(医師の指示による処置)の後、夏は常温の水、冬は白湯を出してくれます。
季節に関わらず、施術の後は、コップ一杯のぬるめの白湯を飲むように勧められることも。

暖房の効いた部屋だと冷たいものを摂りたくなりますが、体の中は冷えていますので、温かい白湯がおすすめです。
さらにスパイスなどを取り入れて体を内側から温めましょう!

アーユルヴェーダ的白湯の作り方

水は、アーユルヴェーダ的には「月に属する物」で冷性のものです。
水を沸かすことにより、火のエネルギーを取り入れたものが白湯。
白湯と言っても、電気ポットでお湯を沸かすだけではありません。まずは基本のアーユルヴェーダ的白湯の作り方から。

  1. やかん(土鍋や鉄瓶であれば◎)に水(浄水器を通したものがベター)を入れ、沸騰させます。
  2. 沸騰したら、やかんの蓋を取り、中火でさらに10〜15分程度沸騰させます。
  3. 火を止めて、飲みやすい温度(70〜80℃)に冷まして、すするように飲みます。

アーユルヴェーダでは、万物は五つの要素(地・水・火・風・空)からできていると考えられており、この白湯には、その全てが含まれると考えられています。

は、やかん(土鍋・鉄瓶など)、とそれを沸かす、沸騰後に蓋をあけて(蒸気)を取り込み、その蒸気は見えなくなり、となります。

温度は、消化力が高めの方はもう少しぬるめでもいいでしょう。
よく沸かした白湯を自分に適した温度で飲むと、味のないはずの白湯が甘く感じられてとてもおいしいですよ。

沸騰したての白湯に、水を入れて温度を下げたり、一度温度が下がった白湯を沸かしなおすのは、五つの要素のバランスが崩れるとされていますので要注意。

冬に良いスパイス白湯の作り方

寒くなると体が縮こまり、動きたくなくなりますよね。
体が冷えてしまうと体の循環が悪くなり、毒素を貯め込みがちになります。
白湯はそれだけで体を温めますが、さらに温める作用を持つスパイスをプラスすることにより、さらに効果が高まりますよ。

スパイス白湯の場合、使うスパイスの形状により、作り方が異なります。

◎スパイスパウダーを使う場合

白湯をいつも通りに沸かしてお湯のみにスパイスをひとつまみ入れ、そこに白湯を注ぎ、しばらくおいてから飲みます。(スパイスが気になるようであれば茶こしで漉してもOK)

◎ホールスパイスを使う場合

白湯を作っている後半で、ホールスパイスを足し、3分ほど煮て茶こしで漉して飲みます。

冬におすすめのスパイス

白湯の作り方がわかったところで、今回は特に冬にオススメのスパイスを紹介します。
単品でスパイス白湯を作ってもいいですし、味や作用を元に組み合わせて作ってもいいでしょう。

カルダモン

疲れたとき、風邪を引いたとき、咳が出るときに◎。健胃作用、消化促進作用もあるので、おなかが張っているときや痛むときにもいいでしょう。
また、コーヒーに入れるとカフェインの毒性を中和させると言われています。

ブラックペッパー

消化液の分泌を促すスパイス。消化を促進し、解毒作用があります。咳の予防、鼻づまり、手足の冷えにも良い。
過剰摂取は、刺激が強いのでほどほどに。

ジンジャー

消化促進、発汗作用、老廃物の排出を促す。
乾燥、生ともに消化促進作用がありますが、生より乾燥の方が効果が高いため、乾燥を使う場合は少量ずつ使いましょう。

シナモン

利尿作用、抗菌作用、浄化作用があり、風邪、鼻づまり、消化不良などのときにおすすめ。
体をあたため、血液の循環を良くするので、冷え性の方に特におすすめです。

クローブ

消化不良のとき、風邪、鼻炎、咳、ぜんそくなどに良く、体をあたためリンパ液を浄化します。授乳中の方、妊婦は取りすぎないように注意しましょう。

ガラムマサラ

カレーに活躍するガラムマサラですが、白湯にひとつまみ足すとスープのような味わいになります。複数のスパイスがミックスされており、より手軽にスパイスを摂ることができます。

陳皮

スパイスではありませんが、漢方薬としても知られる陳皮は、血管をひろげて血流を促進する作用があります。寒さで縮こまった筋肉や肩こりに◎。
香りも良いのでスパイスだけでは飲みにくい場合に少し足してみるといいでしょう。

白湯はどうしても飲みにくい場合

白湯ではどうしても飲みにくい場合は、ほうじ茶や麦茶を作る時にスパイスを足してみましょう。
いつものお茶が違った味わいになりますよ。
スパイスごはんとの相性も抜群です!カフェインは体を冷やしてしまうため、カフェインの少ないお茶を選ぶようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?
ぜひ冬の冷えた体をスパイス白湯で温めてくださいね!

 

 

 

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