月の模様は何に見える?国によって違うイマジネーション
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日本では、月にいるのはうさぎですが、実は月の模様が何に見えるのかは、国によって違います。
うさぎに見えてる部分には何がある?
月を眺めていると見える模様は、一体何でしょうか。
ただの影?それともクレーター?
模様に見えている部分は、40億年前に惑星になりきれなかった小さな惑星が
月に衝突してできたクレーターで、「晴れの海」「静かの海」「雲の海」など
それぞれに名前が付けれらています。
暗く見えるのは、吹き出した玄武岩がクレーターを満たしているためで、
実際に水があるわけではありません。
海の他にも湖や入江、沼、山脈、科学者や天文学者などの名前が付けられています。
世界で見え方が違う月の模様
月の模様は、場所によって様々です。
- 餅をつくうさぎ(日本と韓国)
- 薬草を挽くうさぎ(中国)…挽いているのは不老不死の薬
- ろば(南アメリカ)
- ワニ(南アメリカ・北アメリカインディアン・インド)
- ほえるライオン(アラビア)
- 髪の長い女性(東ヨーロッパ・北アメリカ)
- ヒキガエルの頭と前足(中国)
- 女性が編み物をしている姿(インドネシア)
- 大きな木とその下で休む男の姿(ベトナム)
- 悪行の報いとして幽閉された男の姿(オランダ)
昔から、人々が月を見上げてきたことがよくわかりますね。
手の届かない存在だからこそ、イマジネーションが拡がったのでしょう。
月とうさぎの話のもとになったのは、インドのジャータカですが、
インドでは「わに」だという記載が多く見受けられました。
何か別の物語があるのかも…と、インド人の友人に尋ねてみましたが、
「わにに見えると聞いたこともなければ、そんな物語はない」という返事が…あれ?…(笑)
(インドは広いので「わに」に見えるという説がどこかにあるのかもしれませんが…)
みなさんにはどう見えますか?
うさぎに見えるというのを取り払って、どんな風に見えるのか想像してみるのもおもしろいかもしれません。
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