2018年2月16日の新月はチベットのお正月ロサル!いったいどんなことをするの?
みなさまこんにちは。星よみライターのAYAKOです。
2018年2月16日の朝、水瓶座の位置で新月を迎えますね。
この新月の日は中華圏の新年(春節)であると同時に、今年はチベットのお正月ロサル(Losar)の日でもあります!
ロサルは必ずしも毎年春節と同じ日になるわけではなく、1日ずれたり1カ月ほど前後する年もあります。ただしチベット暦もまた月の満ち欠けを基にした暦なので、毎年1月~3月の新月の日にあたる事が通常ですね。ちなみにインドのチベット文化圏ラダック地方のロサルは通常のロサルより2カ月ほど前倒しになるのだとか。
今回はチベット暦の新年を祝うロサルについて簡単にご紹介します!
チベットのお正月ロサルとは!?
まず基本中の基本であるお正月のあいさつについて。
日本のお正月のあいさつは「あけましておめでとう」ですが、チベットのお正月のあいさつは「ロサル・タシデレ」です。
本場のガチで執り行われるロサルは新年当日の2日前から約15日間に渡って行われます。
ロサルにはいろいろと面白い慣習が行われるんですよ。
1.年越し占い団子、グトゥク。
チベット暦の12月29日、この日は「Guthuk(グトゥク)」という料理をみんなで食べます。
画像参照:www.tibettravel.org
このグトゥク、小麦粉を水で練った団子が入った日本の「ほうとう」や「すいとん」に近い料理。
変わっているのはこの団子の中にトウガラシや羊毛、炭など9種の異なる素材が仕込まれてます。
自分に食べた団子に何が入ってるかで新しく迎える年の運勢を占うんですね。
たとえば唐辛子の団子は、あなたは毒舌なので言動に注意、という意味。炭の団子は、腹黒い人の意味。羊毛は羊の性質のように穏やかでおおらかな人という意味らしいです。
家庭によって入れる物も多少異なるみたいですね。実際に文字が書かれた紙を入れる場合もあるみたいです。(フォーチュンクッキーみたい!)
2.新年、朝一番の神聖なお水を汲みに
チベットの新年ロサル当日は朝早く起きて身を清め、新しい衣装に身を包みます。
この日も主婦は大忙し。新年当日朝一番の神聖な水を汲みに行き、そしてその水を家の中の祭壇に供えたり、料理を作ったりします。
日本でも元日の朝に初めて汲む水を「若水」と呼んで邪気払いに用いる同じ様な風習がありますね。
新年当日は家族と過ごし、2日目は知人宅を訪問し、3日目はお寺にお参りしに行く、というのが一般的なようです。
私がインドで体験したロサル
私がインドのニューデリーに住んでいた当時、ロサルにはチベット人の夫(当時はまだ結婚していませんでしたが)とその友人たちが集って何となーく一緒にご飯を食べたりしていました。
インドではロサルは祝日でも何でもないので、平日に当たってしまうとなかなか皆まとまった休みも取れないんですよね。
さらに若い独身男子達がそこまで慣習や伝統にのっとった生活をするはずもなく。
デリー北部のチベタン・コロニー、マジュヌカティラで段ボール箱いっぱいのカプセ(小麦を揚げたお菓子)を800ルピー(約1500円)で買ってお供えして。
ロサル前日にはグトゥクじゃなくてただのテントゥク(練った小麦粉を平たくしてちぎって入れたスープ)を食べました。
2018年2月16日の新月の日、もしチベット人のお知り合いがいたら「ロサルタシデレ(Losar Tashidelek)」なんてメッセージでも送ってみてくださいね!
しかし、いつかチベット本土で本場のロサルを体験出来たらいいですなあ
あなただけの月との暮らしをサポート!「わたしだけのムーンガイド」
毎月のアファメーションを確実なものにする「わたしだけのムーンガイド」申込受付中!