月はどうやってできたの?




当たり前に「ソラにある」月ですが、どうやってできたのかご存知ですか?

あまりにも当たり前過ぎて、考えたことなかった人も多いことと思います。

宇宙で何が起こったのか、思いを馳せてみましょう。

地球は太陽の惑星。月は地球の衛星

宇宙にある太陽や地球、月、火星に土星…などなど数あるいわゆる「星」としてわたしたちが認識しているものは、大きく3つに分けられます。

太陽は恒星=自ら光を発する、ガス体の天体。人類から一番近い恒星。

惑星は恒星の周りを公転いる天体。
太陽の周りを惑星は、水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星で、太陽の光を反射して光っています。(以前は冥王星も惑星でしたが、2006年に、IAU国際天文学連合で、冥王星が惑星の定義から外れています。)

そして月。月は惑星である地球の周りを回っている衛星です。こちらも太陽の光を反射して光っていて、その他の惑星にもそれぞれ衛星が存在します。

出典:wikimedia commons

太陽から、水星、金星、地球と月、火星、木星、土星、天王星、海王星。(距離は実際のスケールではありません)

ジャイアント・インパクト(巨大衝突)説

月の誕生について、これまで、様々な説が唱えられてきました。

1. 兄弟説:
原始惑星系円盤中で、塵(ちり)が集まって地球とともに月がつくられたという説。
2. 親子説:
地球の誕生直後、地球の自転は現在よりも高速だったので、遠心力によって原始地球の一部がちぎれて月がつくられたという説。
3. 他人説:
地球の近くを通過した小天体が、地球の重力によって捕らえられて月となったという説。
4. 巨大衝突(ジャイアント・インパクト)説:
原始地球に小天体が衝突し、地球や小天体の破片が集まって月がつくられたという説。

JAXA宇宙情報センターより引用

この中で、いま一番有力だとされている説は、ジャイアント・インパクト説といわれるものです。

これは、地球ができたばかりだった約46億年前、ある天体が地球にぶつかり、こなごなになった衝突した天体と、衝突によって壊れた地球の物質が地球の周りを回りながら集まっていき、ひとつの天体となったという説です。

なぜ、この説が有力と言われるようになったのかというと、アポロ探査機が持ち帰った月の岩石で、月の研究は進み、月がどのような物質でできているかがわかってきたからです。

兄弟説や親子説だと、月と地球の物質が同じでなければなりませんが、月の岩石からは同じではないことが明らかになっていて、この2つの説は否定されました。

他人説は、地球が月を捕獲するには地球の重力が足りないということで、否定されました。

上記の矛盾点は、ジャイアント・インパクト説では説明がつくので、現在の最有力説となっています。

ジャイアント・インパクト説イメージ図 ©NASA

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ジャイアント・インパクト説のシミュレーション動画

国立天文台がジャイアント・インパクト説による月の形成をシミュレーションした動画があります。

Copyright©2009 Robin M. Canup, 武田隆顕, 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト

45.3億年前に月が誕生し、その後たくさんの天体が衝突し、活発だった火山活動が落ち着いて、現在の月になったのが10億年前と言われています。

ちなみに、ビッグバンにより宇宙が誕生したのは137億年前、地球上の初めての生命が生まれたのが38億年前、霊長類が出現したのは今から6500万年前、類人猿は700万年前…。

今のわたしたち日本人の平均寿命は約85歳。宇宙の歴史からしたら、本当にちいさな存在ですね。
宇宙の誕生から生命の誕生、人類の誕生と追っていくと、人は宇宙から生まれたのだということを実感できるような気がします。

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