牡蠣は満月に開き、サンゴは満月に産卵する。月の満ち欠けと海の生きもののふしぎな関係とは!?
海の満ち引きは月と太陽の引力に影響を受けています。太陽、月、地球が一直線に並ぶ満月と新月の日にはもっとも海の干満差が大きくなりますね。
そして、どうやらその海のなかに住む生きもの達も同じように、月の満ち欠けに沿った自然の生体サイクルがあるようなのです。
満月と海の生きものの関係性とは?
サンゴは満月のころに一斉に産卵します。南カリフォルニアの浜辺では春から夏の新月と満月の夜、グラニオンという魚(イワシの一種)が一斉に産卵のため砂浜に上がってきます。ウミガメやウニ、ナマコなども満月の頃に産卵すると言われている生物です。
また、牡蠣は満月の日に殻を開くと言われています。
大潮だから産卵するのであって、月の満ち欠けは関係ないのか?
海の生き物は満月の日に産卵する。月の満ち欠けの影響を受けている。
こうした説を、「満月だから産卵しているわけでなく、大潮の海の動きを生物のからだが察知して産卵しているだけだ」と否定する人もいます。果たして月の満ち欠けは直接的に海の生きものの生体サイクルに影響がないのでしょうか?
その疑問を解き明かすために、アメリカでフランク・ブラウン博士という方が牡蠣を使って実験を行いました。大西洋岸で収穫した牡蠣を海のないイリノイ州の実験室に移し観察したのです。
実験の結果、満月の日に殻を開く牡蠣は、満ち引きのない水槽の中でも見事に大西洋岸の満潮の日に殻を開きました。そして2週間後には今棲んでいるイリノイ州の満潮時刻に合わせて殻を開くようになったのです。
海にいなくても牡蠣は満潮に殻を開く。このことから、フランク・ブラウン博士は確信しました。
牡蠣は潮の満ち引きによって殻を開いているのでなく、月の引力と生体リズムが自然と合わさることで殻を開いているのだ、と。
人間も月のリズムに寄りそう暮らしをすることで自然に還るのではないでしょうか
人間を含むすべての生命体は、元をたどれば海から生まれたものですよね。人も遥か昔は海の生きものたちのように一斉に満月や新月の日に出産をしていたのかもしれません。
夜でも煌々と明かりが灯っている現代の生活では、なかなか自然のサイクルや月のリズムを感じにくいもの。
意識的に月のリズムによりそう暮らしをしていくことで、人のからだも徐々に自然との調和が出来てくるのではないでしょうか?。
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