満月の夜は危険がいっぱい!?満月は事故や犯罪が多くなるというウワサは本当なのか検証してみた。
満月は狼男が出るぞ!なんて伝説もあるように、昔から満月の光には人の心をザワつかせる“何か”が秘められているような気がします。英語では「月に影響された」が語源のLunaticという単語が「精神異常者、狂人、変人」を意味するほど。
救急病院では、満月の夜は事故などの急患が増えて忙しくなるという噂も聞いたことがあります。
本当に満月の光には人の心を狂わせ事故や犯罪を引き起こす何かがあるのか!?今回はさっくり検証してみました。
交通事故者数で調べてみた
まず、実際に満月の日が他の日と比べて交通事故死者数が多いのか、統計情報を元に調べてみました。
参考にしたのは交通事故総合分析センターHPに掲載されている「警察庁交通企画課まとめによる交通事故死者日報」。
2017年1月の満月から調べてみましょう。
2017年1月の満月は、12日の20:34でした。
1月の満月、交通事故死者数は、日本全国で6人。
1週間後の1月19日はというと、
日本全国で5人。
…うーん。ほとんど差が無いですよね。
続けて2月の満月、交通事故死者数は、全国で4人。
1週間後の2月18日はというと、10人…。
満月の日より増えたな。
この調子で「警察庁交通企画課まとめによる交通事故死者日報」の件数と満月の日を照らしあわせて検証していきましたが。
結論。
満月と交通事故死者数は関係なし!!
犯罪件数は日別の統計がないのでわかりませんでした…。
満月は事故や犯罪が多くなる、噂の出処はどこだ!?
じゃあなんで満月の夜に事故と犯罪が増えるという説が残っているのか?
おそらく、およそ30年前にアメリカの精神科医アーノルド・L.リーバー氏が発表した「月の魔力」という書籍が大きくこの噂の発祥に関わっているような気がします。
リーバー氏は人間の体がほとんど水分でできていることに着目し、人の心にも海の潮のようにバイオリズムがあると考えました。その満ち引きのリズムによって「満月が人を狂わせる」という現象を引き起こしているのはないか、という「バイオタイド(体内潮汐)理論」を提唱し始めたのです。
満月と事故、犯罪率の相関関係を占星術的に解釈してみました。
占星術的な解釈で事故や犯罪と満月の因果関係を紐解くと、満月の日は個人の秘められた感情にまっすぐ光が当たるので、あながち「満月は人の心を狂わす説」は間違いではないような気がします。
占星術では月は自分の内側に秘めた素顔であり、内面に潜む感情の象徴です。普段は表に見せる事のない自身の欲求や感情が、真向かいの太陽にまっすぐ照らされて表に浮かび上がってくるのだと言えます。
抑えていた欲望や欲求が満月の日は解放されてしまうのです。もちろん、内に秘めていた感情が解放されるのは悪いことばかりでは無いと思いますけどね。
理性がふっとぶ満月の日、公私の境がつきにくくなる日でもあります。
うっかり羽目を外さないよう注意した方がいいかもしれませんね。
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