【月が満ちていく時期に】デトックスにも使える!手作り酵素シロップの作り方
酵素という言葉は聞いたこともある人が多いですよね。
酵素洗顔、酵素サプリメントなど、「身体に良さそうなもの」という認識があるのではないでしょうか。
月が満ちていく時期には、増やしたり、吸収したりするのに最適な時期。
新月に仕込んで満月に向かう時期に、発酵をさせていき、できあがったら満月からのデトックスに使えるという酵素シロップは、月の満ち欠けを利用して作るのに最適なんです。
今回は、そんな月が満ちていく時期に作るのにぴったりの、果物や野菜を使った酵素シロップの作り方をご紹介します。
酵素とは?その役割は?
酵素とはいったいどのようなものでしょうか。
人は生きていく上で栄養素が必要です。これらを代謝させ、身体に取り込む役割をしているのが酵素。
たとえば唾液の中に含まれている消化酵素アミラーゼは、デンプンを分解し消化吸収します。
酵素の役割はそれだけではなく、代謝酵素として呼吸や筋肉運動なども担っています。
酵素は私たちの消化吸収・生命維持に欠かせないものなのです。
そして、酵素はサプリ摂るものというわけではなく、食べものに含まれています。どんな食べものかというと、新鮮な生の食べもの。
野菜、果物、魚、肉、そして味噌や納豆にも含まれています。
酵素を食べものから摂取する際に、気をつけなければならないことがあります。酵素は熱に弱いので、加熱してしまうと酵素の働きがなくなってしまうことです。酵素を壊さず摂取することが大切ですね。
もうひとつ重要なことがあります。
人の身体における酵素は、代謝活動よりも消化活動の方が優先されるため、消化の良くない物を食べたり、ストレスの多い生活を送っていると、代謝活動にまわる酵素の量が足りなくなってしまいます。
日頃から酵素をとっていれば、消化も代謝もスムーズになるため、老化防止や病気予防につながるというわけです。
そういった理由から、近年よく話題になるローフードや発酵食品ブームの裏側にも、この酵素があるのです。
酵素シロップとは
酵素シロップとは、果物や野菜にある発酵菌と、私たちが持っている常在菌をあわせて発酵させたものです。
材料は、果物や野菜と砂糖のみ。果物や野菜1kgに対して白砂糖1.1kg。それを素手でかき混ぜて発酵させていきます。
発酵には温かい時期で5〜7日、寒い時期で10〜14日ほどかかります。
白砂糖をたくさん使うので、抵抗がある方がいるかもしれませんが、ミネラルを取り除いた精製された砂糖の方が、スムーズな発酵を促します。
そんなに白砂糖使っていいの?と思われた方もいるかもしれませんね。
精製された砂糖は身体に良くないといわれたりしていますが、酵素シロップの場合、白砂糖は菌のえさとして発酵に使われ、ブドウ糖になりますので白砂糖の害はありません。
黒砂糖やきび砂糖などミネラルを含んだ砂糖の場合は、異常発酵をする可能性がありますので、酵素シロップの場合は、白砂糖をおすすめします。
酵素シロップの作り方
それでは、酵素シロップの作り方をご紹介します!
◎材料
- 好みの果物や野菜あわせて(皮や種も含みます)
- 1kg白砂糖 1.1kg
- 手が入れられる果実酒瓶やホーローの鍋など
(熱湯消毒できるもの。容量は4リットルくらい)
この比率を守れば、どんな果物であっても酵素シロップを作ることができます。レシピは無限。
果物や野菜だけでなく、庭のハーブや木の葉っぱなどを入れたりする人もいますよ。
今回は、りんごとイチゴで作りました。
作り方
1.材料を水でよく洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取り、皮ごと種もへたも取らず5mmくらいに薄くスライスします。
2.熱湯消毒した大きめの瓶に、砂糖→果物→砂糖→果物の順に交互に重ねていきます。
3.仕込み完了です。日の当たらない場所に一晩おいておくと、果物から水分が出て来ます。翌日の朝からかき混ぜます。写真は一晩おいたもの。
4.翌日の朝、手を石けんを使わず、流水で良く洗い、とけきれずに残ってる砂糖を底からすくい上げるようにしてかき混ぜます。20〜30回はかき混ぜましょう。
その時に「おいしくな〜れ!」と思いながら、あるいは言いながら混ぜるといいですね!
5.毎日1〜2回、同様に混ぜます。
どんどん水分が出て来て、発酵していきます。上手く菌が活動していると、混ぜたときにふわっと温かい感じがしますよ。
6.温かい時期だったら、発酵は5〜7日ほどでピークを迎えます。寒い時期だったら10〜14日。
細かい泡が見えてきます。見えなかったら、瓶をそっと動かしてみると気泡が浮かんできます。
寒い時期に泡が見えないからといって、それ以上置いていると悪くなる可能性があります。
だいたい14日経てば発酵はしていますのでそこで漉す作業に移ってください。
7.発酵を終えたシロップを漉す作業に移ります。
まずはボウルや寸胴鍋のようなものに粗めのザルをのせて漉していきます。
そのまま時間をおいて(数時間〜一晩)、果物についているシロップをできるだけ落としましょう。
8.その後、ガーゼを敷いたザルで漉します。ここで細かい種やへたなどを取り除きます。
9.漉したら熱湯消毒した保存瓶に入れ、蓋を軽くあけておくか、ガーゼなどで蓋をして1〜3晩寝かせると味が熟成されてまろやかになります。寝かせなくても飲むことができるので、味を見て試してみてください。
- 野菜のうち、キュウリや白菜などは、発酵の過程で漬け物の臭いがしてきますので、気になる人は使わないようにしてください。
- 手に傷があると、傷についている雑菌が混入してしまうので、傷のついていない手で混ぜるようにしてください。
- できたシロップは、常温でも保管できますが、気になる場合は冷蔵庫へ。
- 酵素は生きていますので、蓋が閉まる容器に入れた場合は、1日に1回蓋を開けてくださいね。
使いやすい果物
まずは一年中手に入るりんごからはじめてみましょう。
その後、他の果物にも挑戦してみて、いろいろ組み合わせたりして、好みの味を見つけていってくださいね。
季節によって、シナモンなどのスパイス、生のローズマリーなどのハーブを少し混ぜたりするのもおすすめです。
- りんご+レモン+しょうが
- りんご+いちご
- レモン+にんじん
飲み方
水や炭酸水で4〜5倍割って飲むのが一般的ですが、できれば常温で飲むことをおすすめします。
その他、絞りかすや生のフルーツとミキサーにかけてスムージーにしたり、ロースープの味付けに使ったり…。ドレッシングを作ってもおいしいですよ!
絞りかすの活用法
絞りかすの果物も捨てるのはもったいない!活用法をご紹介します。
飲み方で紹介したように、他の生のフルーツと合わせてスムージーにしたり、ロースープにしたりする他にも、加熱するので酵素の効果は無くなりますが、ジャムを作ってもおいしいです。
ジャムの場合は、絞りかすを厚手の鍋に入れ、砂糖を足して煮た後、ミキサーにかけるかザルで漉します。
もし庭で家庭菜園をしていたら、土の中に絞りかすを埋めて肥料にするのもいいですよ。ガーゼに包んでお風呂に入浴剤として入れても…。
砂糖を入れなくても、甘さはあるので、ソースにアレンジしたりヨーグルトに入れるのもおすすめです。
こちらは砂糖を入れずにひたひたの水を入れ、煮てザルで漉したものです。
ヨーグルトに入れたり、バルサミコ酢を足してお肉のソースにしてもおいしいですよ!
まとめ
他にも、酵素シロップを化粧水に数滴混ぜてスキンケアに使うこともできますし、いろいろな使い方ができます。
できた酵素シロップは、欠けていく月の時期に飲むと代謝が促されデトックスになります。プチ断食に使うのもおすすめですよ。
酵素シロップを使ったプチ断食のやり方は、また後日ご紹介したいと思います。
今回、酵素シロップを仕込んでいた容器は、こちらです。ガス抜きもついていて、混ぜやすくとても便利ですよ!ただし、熱湯消毒ができませんので、消毒はホワイトリカーを回し入れて消毒しましょう。
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