この秋だからこそ味わいたい和歌の「月」の美しさ

月 和歌




百人一首をながめていると、「月」の美しさに作者の想いをのせた歌が多いことに気がつきます。

今のように街灯やライトもないわけですから、真っ暗な夜空に煌々と光を放つ月はまさに神がかった光の存在だったのではないでしょうか。

昔の人々は月を想い月に自身のきもちを投影して歌にしてきました。

万葉集には「月」が出てくる歌がなんと180首。太陽をよんだ歌は22首で、月の歌のほうが圧倒的に多いことがわかります。

満ちては高揚し、欠けてはもの寂しさをおぼえる。

月はまさに私たちひとりひとりの内面を映しだす分身でもあります。

全部見えてるよりちょっと隠れてた方がそそられる

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秋風に たなびく雲のたえ間より もれいづる月の かげのさやけさ
-左京大夫顕輔-

秋の夜空を見上げ、細くたなびいている雲の切れ間からもれる月の光は何という清らかな明るさなのだろう…。

という意味の歌です。

全部見えてるよりちょっと隠れてた方がそそられる。

そんな秘めごとの美しさ、チラリズムの美に対する感性は昔も今も変わらないのかもしれませんね。

秋の月は寂しいという感情を呼び起こす

月見れば 千々にものこそ悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど
-大江千里-

私一人を悲しませるために秋が来るというのではないのに、秋の月を見ているといろいろと悲しくなってきますね。

という意味の歌です。

秋という季節はなぜか感傷的になる。これもまた昔の人も同じだったんですね。

夜空にポツンと浮かぶ、煌々と光輝く月。まるで自分の底知れぬ孤独感をあらわしているような気がしてきます。

まさに「月・オブ・ザ・月」といった和歌

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月々に月見る月は多けれど月見る月はこの月の月
-よみびとしらず-

月をうたった歌といえばもうこれしかありません。

「月」という感じが短い和歌の中に7回も登場します。

毎月のように月はみるけど、みるべき月はやはり今月のこの月にかぎりますな。

という意味の歌です。

月が地球に近づき大きく見える秋、十五夜の季節をうたった歌ですね。

やはり秋は読書の季節

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今の時代、スマートフォンやタブレットでかんたんに電子書籍が読める時代ではありますが。

物悲しく感傷的な秋という季節に似つかわしいのはやはり紙の本。今はパラパラと和歌集をめくりたい気分です。

参照:月と暮らす。

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