月にまつわる言葉から月を読み解く【月の雑学】




私たちが普段耳にする「ツキがある」「ツイている」という言葉は、月から来ているといいます。

そして月は「つく」と呼んでいたそうで、「つく」と発音する言葉は色々ありますが、もともとは「憑く」という意味合いだったそうです。
月が「憑く」と言われていたのは、月には神様が「憑いている」という考えからきているとのこと。

英語にも、先日ブルームーンのお話でご紹介した「once in a bluemoon(ごくまれに、めったに〜ない)」という慣用句のように、月という単語を使った言葉がいろいろあります。
今回は、月にまつわる言葉をご紹介します!

Moonを使った言葉

moonは、インドヨーロッパ語のmanas、 mana、menが語源です。

bark at the moon / bay the moon
月にほえる。無益なことを求める。(身分の高い人の)ぐちをこぼす。

cry for the moon
得られないものをほしがる。できない事を望む。無い物ねだりをする。

over the moon
非常に幸せで。大喜びして。over the rainbow

once in a bluemoon
ごくまれに。めったに〜ない。

promise a person the moon
(人に)果たせそうにない約束をする。

pay a person the moon
(人に)高給を支払う。

below the moon
この世の。地上の。

to shoot for the moon
非常に野心的であること。

moonshine
ばからしい考え。秘密に作られたお酒。 moonshinerは酒の密造者。

it’s all moonshine
それは空想だ。

casting beyond the moon
おおざっぱな見通し。

moonrakers
月をさらい出すもの=愚か者。

moon-drop
月のしずく=ローマ時代に呪文が唱えられたときに月の力で草に流れるしずく。

moonlightning
昼間の仕事の他に夜の仕事を持つこと(アメリカ)。
夜に家畜を追うこと(オーストラリア)。
違法な仕事(イギリス)。
夜の暴力(アイルランド)。

for moonshine in the water
無駄に。無料で。

moon over
ぼんやり見過ごすこと。

moon-calf
望まぬ流産(月の影響で起こるとされた)。
神経衰弱も指す( 女神に愛され連れ去られた者という意味から)。

minions of the moon
夜盗。追いはぎ。

to find an elephant in the moon
大発見のように見えたことが、月影であったこと。

moon about
ぼんやりうろつく(特に恋をしているとき)。

moon child
蟹座の子供(月は占星術において蟹座の支配星)。

moony
ぼんやりした。夢心地で。

moon-touched / moon-struck
呆然となる。気が狂う。

ラテン語のlunaが元になった言葉

月をラテン語でlunaと言い、ラテン語をルーツに持つ言語(イタリア語、スペイン語など)では、月はルナあるいはルーナ。ローマ神話の月の女神はルーナといいます。

lunatic
狂気じみた。ばかげた。

loony
狂人。非常識な。風変わりな。

lunacy
狂気。愚行。lunaの精にとりつかれること。

lunate
月状の。三日月形の。

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月には何があるのか?

日本語で「憑く」というとなんだか怖い感じですが、昔の人々は、どの国の人たちも自分たちで解明できないことが起こると、神様や悪魔など見えない何かが原因ではないかと考えていました。

科学的な解明がされてなかった時代、月は手の届かない存在で、暗い夜を照らしてくれる神秘的な存在でした。そこに、何かしらの力があったと感じるのは当然のことなのかもしれません。

日本語の月、ラテン語のluna、英語のmoon。
それぞれが、精神に何らかの影響を及ぼす物と思っていたことがいろいろな言葉から読み取れます。

実は、mind(精神)の語源は、インドヨーロッパ語でmoon(月)と同じmanas、 mana、menです。
ここからも月と精神に何らかの関係があったと考えられていたことがわかります。

先日、2017年のアカデミー賞で話題になった「ラ・ラ・ランド」を遅ればせながら観ていたら、最初の方の主人公のミアがオーディションを受けた場面で「 she was wrecked.  Pure lunacy. 」と言ってました。

その時の字幕は「完全にイカれてた」だったのです。
(字幕なのでshe was wrecked.の部分が省略されてますが「彼女は壊れちゃってたの」ってところでしょうか)
セリフとはいえ、ルナシーって普段から使うんだなぁなんて妙に感心してしまいました。

ちなみに、ルナシーと言えば、日本のヴィジュアル系ロックバンド、LUNA SEA。インディーズ時代には、LUNACYと名乗っていたそうで、メジャーでの活動を視野に入れたときに、もっと大きく深くという意味を込めて、LUNA SEAにしたそうです。

 

以上、月にまつわる言葉のご紹介でした。
月の雑学として知っておいて損はないかもしれませんね!

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